人に悩みを相談されたときに相手に「甘いこと言ってるな」、「それくらいで弱音を吐かないでほしい」と思うことがあるかもしれません。
実際、思うだけならいいんです。
その人にはその人の地獄があるから「それはわたしより恵まれているよ」と相手に言う不幸自慢はやめた方がいい。
言われた方はこの先ずっと誰にも助けを求められなくなるからです。
そんなのマシな方の不幸だなんて言っても何も変わらない
「それはわたしより恵まれているよ」と言った方はその場ではスッキリするかもしれません。
でもそれを言ったとしても解決には至っていないんです。
ずっと負のループを繰り返すだけ。
言った方も後味だけが悪いだけです。
自分と違う地獄に対してできることは話を聞くだけ
ネットの居場所ポータルサイト死にトリでは実体験をもとに投稿されたお話が数多くあります。
親から性的暴行を受けていた方、親が宗教に入っていたため壊れていく人間関係を見てしまってうまく生きられない人。
どの記事もわたしと同じ年代の子が過酷な環境に置かれていることが多く胸が痛みました。
わたしはそういった人の助けになりたいとは思いますが、支えるための治療やお金があるわけじゃないので無力でできないと思います。
大事なのはしっかりと相手の話を聞くこと。
人には人の地獄がある、そのことをしっかり理解した上で話をお互い聞くようになれば気持ちの整理がしやすくなります。
気持ちが整理できると、自分の気持ちに気づきやすくなるので解決への糸口は最悪の状態に比べたらずっと見つけやすいはず。