こんにちは!難病持ちブロガーのマナコです。
この記事では腎生検が初めての人がリラックスして検査を受けられるように痛みがないことを伝えています。
初めて検査を受ける人は針を刺す痛みはないのか不安になりますよね。
わたしも初めて腎生検を受けたときは不安でたまりませんでした・・・。
- 腎生検について
- 腎生検の検査の流れ
- 検査後の安静状態
- 腎生検の入院期間
- 退院後の制限
最後まで読んでもらえれば“初めて受けるよくわからない腎生検”に対する不安は無くなると思います!
腎生検について
腎臓の組織の一部を採取することをいいます。
やり方としてはうつぶせの状態で、超音波で腎臓の位置を確認しながら腎臓に針を刺して採取します。
ガチャンと音が鳴るのでびっくりすると思います。わたしもビクッとなりました・・・。
針の太さはボールペンの芯ほどの大きさです。
針で刺すと聞くと恐ろしくなりますよね。
しかし、うつぶせなので針が刺さっているところが見えないので怖さも少ないですし、腎生検前に麻酔を刺すので腎生検では痛みは感じないんです。
ちゃんと刺す前に息を止めてくださいって言われますし、突然刺されることもないので安心してください。
採取は2、3回ほど行います。
腎生検の検査の流れ
↓
2.筋肉注射をして意識を朦朧とさせる
↓
3.処置室に移動する
↓
4.麻酔を背中に何針か打つ
↓
5.腎臓の位置をエコーで調べながら確認して腎臓に針を刺す
↓
6.圧迫止血
5と6を三回繰り返す
最初に注射を打ってから気分がボ〜ッとするのですがそのおかげで怖さも少なくなります。
処置室は寝転がったままで移動できるカートのストレッチャーで移動するので看護師さんに任せましょう。
「針で腰に刺した後に出血は大丈夫なのか」と心配になりますが、そこはちゃんとお医者さんが上から抑えて出血するので安心してください。
抑えるときの力が強いですが苦しかった場合に苦しいと伝えれば力を少し緩めるなどの対処をしてくれますよ。
検査後の安静状態
腎生検後は仰向けになって針を刺した場所から出血を止めます。
「腎生検はきつくないけど安静状態になるのが一番大変だった」
と腎生検で一番大変だと言われているのがこの安静状態。
袋に砂を入れた砂嚢を腎生検した腰に当ててうつ伏せになるのですが、うつ伏せの状態から半日間全く動いちゃいけないんです。
図にするとこんな感じです。
動かしていいのは首と、腕くらい。
できることは読書、スマホゲームくらいになります。
電子書籍なら荷物が多くなる心配もないのでオススメです。
ですので、腎生検で入院する前に暇つぶしになる物を持って行ってくださいね。
Q,動けないのに食事はどうするの?
「もしかして断食!?」
と思った人もいると思いますが安心してください。
看護師さんか看護助手さんが食事の補助をしてくれます。
わたしもお医者さんから事前に「夜ご飯と次の日の朝ごはんはおにぎりで出ます」と言われてました。
おにぎりと一緒にシチューも出たのですがこちらも補助してもらえました。
Q,便が出そうになったらどうしたらいいの?
尿道カテーテルは入っているので問題ないですが便の場合はどうしたらいいのか不安に思いますよね。
絶対安静!なのでベッド上で簡易便器を使ってトイレをすることになります。
便が出そうになったらナースコールを押してもらえば看護師さんが丁寧に対応してくれますよ。
また、看護師さんは見ないように配慮したり、においや音がしないようにすぐに回収してくれるので安心してくださいね。
腎生検の入院期間
腎生検のためだけの入院でしたら病院にもよりますが約2週間で退院できます。
わたしの場合は最初の入院時で体調がかなり悪かったので3週間ほどかかりました・・・。
ここで注意したいのが、安静状態のときに刺した腰側の身体を動かさないようするということです。
「もう我慢できない!動いてしまえ!」
このような気持ちに2時間に一回はなるんですけど、動くと傷口が開いて激痛・大量出血が起きる可能が高くなります。
入院期間が伸びますし、痛い思いもしますのでなるべく耐えましょう。
どうしても「動かさないから足が痛くなってしまった」という場合には看護師さんを呼んで相談してみてください。
わたしも耐えきれなくなって看護師さんに相談してみたら刺してない側の足なら動かしていいよとOKがでました。
片足だけ動けるだけでも違うのできついと思ったら無理をせずに相談してみるといいと思います。
退院後の制限
- 激しい運動をしないこと
- 重い荷物を持たないようにすること
- 塩分を摂り過ぎないようにすること
このようにお医者さんから言われると思います。
塩分は入院中の血液検査、血圧の状態から細かく制限される人もいます。
マナコの腎生検体験談
実はわたしは血尿と41度の熱で緊急入院して流れるまま腎生検を受けました・・・。
腎生検は痛みがないですが腰で押されてる感覚があるので意識しないようにするのがオススメです。
イメージとしては羊羹を押している感触。
それでも腎生検の痛みを感じそうで怖い場合は、麻酔の数を先生に増やしてもらうといいと思います。
わたしも痛くない場所にも一応多めに打ってもらいました。
腎生検は痛い思いもなく終わったのですが、尿道カテーテルだけうまくいかなくていい思い出がなかったんですw
尿道カテーテルは入れられるときに緊張してしまったことがうまくいかなかったことの原因だと思いますので、もしやる場合は天井の一点を見つめて力を抜くようにしましょう。
検査の結果で難病であるIgA腎症ということがわかりました。
抱えながら生活をしていますが今は身体的に問題はない状態で生活できています。
腎生検は緊張すると思いますが、不安を煽るような情報を見ないようにしましょう。
終わりに
いかがだったでしょうか。
わたし自身が腎生検をやるときに不安で調べてもほとんど出てこなかったので今回書きました。
安静状態を保つのは本当に大切ですからね!
不安な点があればお医者さんか看護師さんに聞くと一番早いので遠慮せずに聞くことも大切です。